個人情報

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今、個人情報が売買されている問題がニュースになっています。

斉藤スタジオも2007年にPマークを取得し、2年毎更新しています。
きっかけは、何十年も前のテレビ番組でした。

知らない会社や店からDMが送られてくることに、一体どうしてだろう?と疑問を持ち、
それからは名前を書く事を求められた際に少しずつ書き方を変えて記入し、
どこで、どんな名前を書いたかをチェックしてみたという人がいました。
DMが届いた時に、その名前をチェックして、どこで書いた名前かを調べました。
その結果、多く利用されていた中に、写真屋さんで書いた名前が含まれていたのです。
同業者としてショックなニュースで、とても印象に残りました。

その頃はフイルムカメラの時代で、現像したりプリントするために、
フィルムやネガを預からなければならず、
いちいちお名前や電話番号を聞く事が必要だった時代です。
私たちが作製させて頂いている卒業アルバムにも住所録等が載っている時代でした。
住所録をコピーして、利用している業者があるということを聞いたのもその頃です。
扱っているのが個人情報だという意識も低く、
自分たちがしていることがどういうことにつながるのか、
理解していなかったのだと思います。

それから何年かたち、スタッフの一人が、Pマークを取得しようと言い始めました。
斉藤スタジオのような小さいな会社でも個人情報を正しく取得、運用するためのルールを作って守ることができ、
それにより安全安心という、社会での信頼を得ることが出来るからと。

あのテレビ番組のことを考えると、写真に携わっている人は特に必要があると思い、
取得に向けて進む事になりました。

取得までの道のりは、長すぎて、大変すぎて、書けません。
ブログマジックで、スタッフの頑張りでなんとか取得できましたと書くにとどめます。
それと取得したから、はい、終わり、ではなくて、2年ごとの更新もあります。
費用ももちろん」かかります。

それでも毎日、お客様や、社内で働いているスタッフの個人情報を扱っているという意識はやっぱり大切です。
それと、アルバイトを含めたスタッフ全員の意識を高める事も。
2年更新は大変ですが、
その都度、教育したりされたりを繰り返し、認識を浸透させていく事ができるというメリットがあります。

私個人の考えでは、そもそも個人情報を売買出来ることが問題だと思っていますが、
現在、法的には合法なので、それを扱う側が、どう扱い、守っていくのか、
どんなに小さな会社でも、個人でも、きちんと考えなければいけないと思います。